肉は体に必要な食べ物だ!

お肉を食べると太る、コレステロールが高くなる、という理由でお肉を食べない(特に牛肉)人がいますが、これは間違いです。
確かに、お肉には大量の脂肪が含まれているので、肉の脂肪を摂りすぎると中性脂肪が増え、コレステロール値も上がります。
しかし、肉は体を形作るたんぱく質をたくさん含んでいます。たんぱく質が不足すると活力がなくなりますし、気力にも影響してきます。

植物性たんぱく質や、魚では補えない貴重なたんぱく質を摂取できるのが、お肉なのです。

お肉には、体に良い栄養素がたくさん

お肉に含まれる物質には、セロトニンというのがあります。
これは、脳神経の情報を伝達する物質で、このセロトニンの濃度が下がると、うつ状態を招きやすくなります。
また、この他にもアナンダマイトという物質も含まれています。
アナンダマイトは、幸福感を感じ、痛みを和らげる役目を持っています。バーベキューをしてお肉を食べると、幸福感を感じるのは、
アナンダマイトが影響してるのでしょうか?(単に筆者がバーベキュー好きなだけだと思いますが・・・)

他にも、肉に含まれるものとして、複数のアミノ酸が結合した「ペプチド」という物質もあります。
これは、高血圧を抑制する効果があります。
このように、お肉には体になくてはならない栄養素や物質が含まれていますので、ダイエットだからといって、まったくお肉を食べないというのは、
ちょっと間違っているように思います。

コレステロールを抑えるお肉の食べ方

お肉は、うまく体に取り入れることによって、体に良いことは前述しましたが、何事も適度が大切。
中性脂肪を下げたいのであれば、脂肪の摂取量を抑えることが大切になりますので、お肉を食べる時には、もも肉やヒレ肉などの、
できるだけ脂肪の少ない肉を食べることがポイントです。
霜降り肉などは、非常に美味しいのですが、脂肪が多いので、避けたいところです。
また、ベーコンやソーセージなどの加工肉も、脂肪分が多いので、避けましょう。

とはいえ、もも肉やヒレ肉ばっかりでは、物足りないですよね。
そんな時は、以下のような調理方法で、脂肪分を落として、美味しくお肉をいただきましょう。

●ベーコンなど
調理前に、熱湯をかけて脂分を落としてから料理をします。

●脂肪も多い肉
調理の前に、脂分を切り取っておきます。バラ肉などは、いったん茹でることで脂肪を落とせます。ブロック肉は、茹でや後にそのまま冷やし、おもて面に固まった脂肪を切り落とします。

●ステーキ、焼肉
網で焼くのが良いです。網で焼くと脂肪分を約20%カットできます。

●電子レンジを使う場合
電子レンジでお肉を温める場合は、少量の日本酒をかけてラップし、加熱すると余分な脂肪分が落とせます。

以上のように、調理前や調理時にお肉の脂分を取るようにすると、中性脂肪を無駄に増やすことなく、美味しくお肉を頂くことができます。

しかし、そうはいってもお肉にはたくさんの脂肪がありますので、食べすぎは厳禁です。毎日お肉ばかりというのでは、中性脂肪もコレステロールも減らすことは出来ません。